トータルの成果

プロジェクトには結果が求められるものです。それはどんなものにしてもそうですが、政府がリーダーとなって進めたプロジェクトである「チームマイナス6 パーセント」でも同じことが言えます。これは京都議定書からはじまったもので、1990年からくらべて2008年から2012年のあいだに、6パーセント の温室効果ガスの排出量の削減を目指すことを目的としていたプロジェクトでした。このプロジェクトは現在では2009年に「チャレンジ25キャンペーン」 に引き継がれましたが、2009年に終了した時に目的を達成していたのかどうかが気になるところです。

 

その結論から言ってしまえば「達成していた」と言う ことになりますが、これはチャレンジ25キャンペーンに移行した後に発表されたことや、リーマンショックの話題もあってほとんど認知されていません。最初 のうちは、1990年と比べて実質で14.7パーセントの削減が必要と言われたので「不可能だ」とも言われていましたが、2008年、2009年と連続で 10パーセント台の削減に成功し、2009年の確定値では6パーセントの削減に成功していました。ですからあまり話題にのぼらなかったとは言え、プロジェ クトは成功したのです。

 

 

 

 

 

批判や問題点

政府が主体となって、内閣総理大臣がリーダーとなり引っ張って言ったプロジェクトが「チームマイナス6パーセント」。このプロジェクトは日本独自のこころ みであり、環境問題、地球温暖化と言うようなこれから先に続いていく人間と自然の関係を国民にアナウンスするには絶好のプロジェクトでありました。

 

しかし ながら職場での人間関係で合わない人がかならず居るように、このプロジェクトにおいても問題点が一切なかったと言うわけではなく、むしろさまざまな問題点 が指摘されたことも忘れてはいけません。

 

具体的にはどう言うことが問題視されたのかと言うと、「冷暖房の設定温度以外に、具体的な数値がセットされている 目標が無い」と言うことからはじまり、「節水やエコ製品、温度設定などはすべて節電でひとくくりに出来てしまう」こと、「科学的な根拠が冷暖房の温度設定 とガスの削減のあいだに無い」ことなどがありました。それから車を持っていない人はアイドリングストップなどが実践できないので、「あいつは貢献していな い」などと差別されたりする危険性が指摘されたりもありました。

 

またJTがこのプロジェクトに連携しているので、タバコがもたらす環境破壊についてまった く触れられないのも指摘されました。

 

 
立川のミュゼプラチナム
 

 

 

参加メンバー・団体

「チームマイナス6パーセント」は誰でも参加が出来、誰でも実践できるものですが、こうした参加企業や団体、またメンバーの中で有名な人や会社を上げてみ ると、どのようなものがあるかを調べてみました。まずはこのプロジェクト自体、政府がリーダーとなってすすめられているものです。

 

なのでリーダーには内閣 総理大臣が任命されており、サブリーダーには環境大臣が任命されていました。応援団長にはゴリエさんが抜擢されたほか、企業がほこるマスコットキャラク ターがつぎつぎにチームメンバーとしての参加を表明していました。たとえば、ファーストフードのチキンでおなじみケンタッキーフライドチキンから「カーネ ルサンダース」が出てきたり、特撮ものとしてはあまりにも有名すぎるほどの知名度があるウルトラマンも参加表明をしていました。

 

こうした企業のマスコット キャラクターやアニメキャラクターが多く参加表明をすることによって、このプロジェクトの国民への知名度も高くなったのです。それから首都圏のみならず、 地方の自治体や団体、企業、NPOやNGOと言うように有名どころも参加していたので、このプロジェクトへの感心がいかに高いものであったのかと言うこと が良くわかります。

 

 

 

 

 

目的と参加方法

この政府が主導していたプロジェクト、「チームマイナス6パーセント」の目的はと言うと、京都議定書のときに「1990年からくらべて、温室効果ガスの排 出量を2008年から2012年のあいだに、合計で6パーセント削減することを目指す」として義務付けられました。この目標を達成するために、まず政府は 地球温暖化対策推進本部に、この目標を達成することが出来るような計画を作るように指示をしました。それが「京都議定書目標達成計画」です。

 

そしてこの計 画の中で、地球温暖化へむけての対策であったり、その対策方法を国民にむけてつたえるために、国民運動としては大規模なものになる「チームマイナス6パー セント」が完成したと言うわけでした。このような背景があって、京都議定書からはじまったとも言うべきこのプロジェクトへは多数の企業や団体が参加しまし たが、その参加方法はと言うと実に簡単であり、「アクションプラン」とされた節水や節電、アイドリングストップなどの中から自分にできそうなものを選ん で、それを申請したり実行したりというだけのことです。これだけで参加したことになり、参加していることをコマーシャルなどでアピールして売り上げにつな げる企業もありました。

 

 

 

 

 

取り組みの経緯

日本の環境汚染、特に排気ガスによる公害は自動車が登場し、一般家庭に普及してきた60年代、それから70年代にはオイルショックも合わさって問題視され るようになっていきました。それから現在にいたるまで、その環境汚染をなるべくおさえ込んで少しでも地球の環境を破壊することにストップをかけようとし て、世界中がいろいろと動いてきた歴史があります。

 

日本国内においてももちろんそのような動きが実現化され、それが「チームマイナス6パーセント」であり ます。政府が主体となってはじまったこのプロジェクトは、2005年の京都議定書がきっかけでした。その中で「日本は2008年から、2012年にかけて 温室効果ガスが排出されている現在のその量を、1990年のときと比べて6パーセント削減すること」を目標として義務付けられたものと言う背景があるので す。

 

実際のところ、このプロジェクトに参加していたメンバーや団体の代表的な一例を挙げるとすれば、プロジェクトチームのリーダーが内閣総理大臣に、サブ リーダーが環境大臣が勤めていました。それからマスコットキャラクターとしては、特撮でおなじみのウルトラマンやケンタッキーのカーネルサンダースが居た ことも話題になりました。